【宅建試験】の独学勉強法・優先順位

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German experimental psychologist Hermann Ebbinghaus.

先日、宅建登録実務講習を受けた感想を述べました。
今回は宅建試験(宅地建物取引士資格試験)の勉強についても共有したいと思い書き残します。

これから勉強される方、今度こそ受かるぞ!と思っている方、
勉強を始める前に効果的な学習法、優先順位についてご参考ください。

【宅建試験】について

まず、宅建試験形式ですが

50問・四肢択一式による筆記試験

※ただし、登録講習修了者は45問

科目は主に以下の通り

  • 権利関係(民法)
  • 宅建業法
  • 法令上の制限
  • 税・その他

私が合格したのは2024年度の試験

自己採点では39点でした。(2024年度の合格点は37点)

3年前に受けたのを最後、3回目の挑戦でした。

あまり余裕のある点数ではありませんし、3回目の試験なので自慢できるほどではありません。

それでも、これから受験される方にとって、お役に立てるのではないかと思い共有させていただきます。

【勉強時間・期間】

3回目とはいえ、久しぶりの試験勉強なので割と早い時期から準備をしていました。

とはいえ、1月~6月くらいまでは、あまりスイッチが入らず、移動中に動画を視聴する程度でした。(聴くだけ!)

7月の出願時期からスイッチが入り、テキストはそこそこに過去問12年分を繰り返す方法を採用しました。

やはり、過去問→解説→間違えた箇所をもう一度解く最適な勉強法だと思います。

加えて、今回は「エビングハウスの忘却曲線」を意識しました。

【エビングハウスの忘却曲線】を意識した学習

エビングハウスの忘却曲線」は様々な著書で掲載されています。

「人は覚えたことを時間の経過とともにどれくらい忘れていくのか」を示すグラフです。

具体的には、、

  • 20分後に42%忘れる
  • 1時間度に56%忘れる
  • 1日後に66%忘れる
  • 1週間後77%忘れる
  • 1か月後79%忘れる

1時間後には半分以上忘れるんですね、、、

しかし、この特性を知っておけば忘れることを前提に学習を進めていくことがきます。

復習の大切さがよく分かります

エビングハウスは、もう一つ記憶の定着についてもグラフを示しています。

人はすぐ忘れるらしいよ

だけでなく「復習したら記憶に定着するよ」とも教えてくれています。

「人はすぐ忘れるけど、復習すれば覚えてられるよ!」

例えば、私の場合、過去問1年度を解いたら解答を熟読します。

間違えた問題、正解だけど理解が足りないと思える問題は、その日のうちにもう一度やります。

翌日、次の年度の過去問をやる前に、前日に間違えた問題をやります。

その翌日は、過去2年度分で間違えた問題から始めます。

もう完全に覚えたと思える問題は、しばらくの間は飛ばします。

間違えた問題はチェックしておくので、過去問12年分の曖昧な問題はいつでも振り返れます。

まとめると、、

【1日目】

 1年度分の過去問をやる→解答を読んで理解する→間違え問題をその日のうちにもう一回やる

【2日目】

 2年度分の過去問をやる前に昨日間違えた問題をやる→2年度分の過去問をやる

 →解答を読んで理解する→間違えた問題をその日のうちにやる

【3日目】

 過去2年度分の間違え問題をやる(完全に覚えたと思える問題は飛ばす)→3年度分の過去問をやる

 →解答を読んで理解する

と、繰り返していきます。

試験日が近づくと、どんどん先に進めていきたい気持ちもありますが、

記憶の定着を優先して着実に進めます

これにより、分かる問題は自信をもって解答していくことができました。

慣れていくと解答のスピードも上がり、少し読むとすぐ思い出せます。

だんだんと時間も読めるようになってきます。

「今日は2年分できるな」とか、「今日は時間がないから間違えた問題だけやろう」など

【学習の優先順位】権利関係は過去問も試験も11問目から!

科目ごとに優先順位があると思いますが、権利関係について注意が必要です。

宅建試験の範囲では、範囲が広く、問題も難しいです。

ただし、近年は11問目、12問目は、賃貸借(定期や使用貸借)、借地借家法から出題され、

比較的、正解が取りやすいです。

1~10問目は再現性のない問題もあるので、基礎的な問題に留めておき、11問目、12問目を確実に取れるようにしておくと自信につながります。

私は試験当日も11問目から始めました。

試験当日は意外と凡ミスもあるので、11問目、12問目をウォーミングアップに、

集中力が高いうちに確実に取れる宅建業法、法令制限とつなげ、最後の余力を権利関係の1~10問目に使いました。

なんなら、学習期間中も1~10問目は、ほどほどにしていました。

宅建試験は普通にやっていたら絶対に解けないと思える問題があるので、ここは捨てて、確実に取れる宅建業法、そこそこ取れる法令上の制限、税・その他を優先した方が良いと断言できます。

【気が乗らないとき】の動画視聴

疲れたとき、また気が乗らないときってありますよね?

そんなときは、無理せず動画視聴(聴くだけ!)をお勧めします。

そのほか、移動中や入浴中などもおすすめです!

私が役に立った思う動画を下記に貼っておきます。

その他、自分にとって分かりやすい動画をお気に入りに入れておくと便利!

また、広告が入ると集中が途切れるので試験期間中だけでもプレミアムプランに加入しましょう!

【まとめ】

宅建試験独学勉強において、私がお伝えしたいのは以下の3つです!

  • テキストより過去問!解答を良く理解する!
  • 復習が大事!間違えた問題はチェック!面倒がらず定期的に復習する!
  • 気の向かない時は動画視聴!個人的な推しはラジオ宅建講座!

以上、宅建の独学勉強について共有させていただきました。

是非、今年を最後だと思って万全の準備を整えてください!

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